2025.9.14 

【結婚式ムービー自作の完全ガイド】結婚式プロフィールムービーの自作上級編

結婚式プロフィールムービー用にプレ花嫁がドレス姿で前撮りしている様子。新婦は手紙のコメントを新郎に読んでいる。

結婚式の3大ムービーのひとつ、プロフィールムービーは最も人気が高く人気のある演出イベントです。ムービーの自作にチャレンジする人も多くいます。始める前は「素人感満載のムービーになのるのでは?」と不安を感じる人も多いと思います。

熱意があれば「コツ」がわかりクオリティは少しづつ高まります。デザイナーは特殊な才能を持っているのではなく「コツ」を把握し活用しているからです。

そのため、今回は「プロフィールムービーの自作」についての解説ガイドとプロに近づく「押さえるべきポイント」をまとめてみました。自作を控えている方はぜひチェックしてみてください♡

プロフィールムービーの構成

結婚式プロフィールムービー用にプレ花嫁がドレス姿で前撮りしている様子。新郎新婦が映画館の試写室で手を取り合っている風景。

多様性に富むオープニングムービーとは異なり、プロフィールムービーの構成自体はメーカー各社でも大きく変わりません。一般的なムービー構成は次のようになります。

《 プロフィールムービーの基本構成 》
1、タイトル・導入部
2、郎新パート
3、新婦パート
4、お二人パート (結婚への歩み)
5、エンディング

●押さえるべきポイント
①まずは編集ソフトを触ってみてどのような動きやデザインができるか確認しましょう。
②次に、デザイナーの仕事の一部でもあるリファレンス(参考資料)を活用します。要は作成前のアイデアを集め設計図を作成する事です。
③編集ソフトを触った後でできる事・できない事を把握した設計図をもとにDIYを開始します。

プロフィールムービーは 「自己紹介 × 感謝 × 記録 × 演出」 の4つの役割を持ったコンテンツです。「感謝」を伝えたいため学生時代の親友との2ショット写真で感謝のコメントを添えたり、新たな家族に「記録」として伝えたいため、プロポーズを2枚にわたる写真と共に詳細を紹介したりと、演出の自由度も高く、どこにスポットライトを向けるかでお二人だけの個性的なムービーに仕上がります♡

◇関連リンク:自作の初級編 (PC・ソフト・音楽)
◇関連リンク:自作の中級編 (画面サイズ・DVD)

ムービーの長さ、写真と音楽

結婚式プロフィールムービー用にプレ花嫁がドレス姿で前撮りしている様子。チャペルで新郎新婦が見つめ合っている様子。

「プロフィールムービーの一般的な長さは5分~8分程度です」
ほかの映像演出と比べもっとも長いコンテンツとなります。ゲストに新郎新婦をより深く知ってもらい温かい雰囲気を作りましょう。また、新郎新婦が中座している間、ゲストを飽きさせないよう、つなぎ役としての役割も担っています。

「写真枚数は40枚程度が目安です」
新郎新婦の写真枚数をバランスよく使用しましょう。前撮り撮影をしている場合は、導入部のタイトルやエンディング場面に活用しましょう。

「音楽の曲数は1~3曲、タイトルは別のBGMを使用」
新郎・新婦・お二人パートごとに曲を切り替える3曲構成が一般的です。1曲でも作成可能ですが、5分程度にまとめる必要があり、写真枚数を絞る工夫が必要です。著作権フリー楽曲以外を使用する場合、著作権をクリアにする必要がありますので、式場や制作会社を通じてISUM(アイサム)登録曲を利用しましょう(個人申請は受け付けていない)。
◇関連リンク:自作の初級編 (音楽)

●押さえるべきポイント
写真の明るさや色味を軽く補正しましょう。最初に個別に1枚1枚調整を行い、最後に全体の統一感を意識して微調整しましょう。

ムービー全体の雰囲気を変える音楽。そのため、ムービーの完成度に大きく影響します。ライセンスをクリアした楽曲を何曲かあらかじめ選曲しておきましょう。

写真の切り替え時に音楽のタイミングを合わせましょう。ムービーの完成度がワンランクアップします♡

コメントの文字数、表示時間

結婚式プロフィールムービー用にプレ花嫁がドレス姿で前撮りしている様子。新婦は椅子の上で満足そうに微笑んでいる。

「写真の表示時間は7~8秒が目安」
「コメントの文字数は最大30文字」
「横書きで1行20文字」

コメントは長すぎると読み切れないので、20〜30文字程度を目安にしましょう。文字の大きさは、スマホでは大きく見えますが、当日はプロジェクターで映写されるため、後方の卓のゲストにも配慮する必要があります。実際、文字が小さすぎて読めなかったなど、自作した卒婚さんの口コミも多く見られます。

●押さえるべきポイント
写真をズームイン(ズームアウト)させて写真をすこし動かしましょう。枠を固定(マスク)する必要がありますが7秒の間に5~10%程度ズームすることで単調になりがちなスライドショーにメリハリがつきます。

写真と文字を重ねると文字が読みにい状態になります。対処法としては3つあります。①文字の下に白い枠(黒)を入れる、②文字に縁取りをいれる、③文字にシャドー(影)をいれる。最初の①から順に効果が高くなりますが、デザインへの影響も強くなります。プロが好んで使うのが①③です。調整方法としては、①枠の色を薄める。③デフォルトで使用すると強く・重くなるので、シャドーを大きくぼかし透明度で調整し背景と馴染ませます。

1項:タイトル・導入部

結婚式プロフィールムービーに使用する新郎新婦の出会いの場面の写真。

写真:1~2枚(新郎新婦の2ショット、前撮り写真)
タイトル:プロフィールムービー、Profile movie、Our Story
メッセージ:今日は大切な皆さまと新しい一歩を迎えられる幸せな日です
副題:名前、日付け

ムービーの始まりを彩る印象的な導入部。これから始まるふたりの物語に期待を持たせましょう。ゲストを物語へ誘うことで感動や笑顔への準備がここから始まります

●メッセージ例文
・本日はご多忙の中、私たちの結婚式にお越しいただき誠にありがとうございます
・私たちの物語をご覧ください、今日のために二人で準備を進めてきました
・たくさん飲んで食べて楽しんでください
・Please enjoy the story of how we came to be together. (私たちが出会い、ここに至るまでの物語をお楽しみください)
・2025年8月26日 ○○ & ○○

◇関連リンク:そのまま使えるコメント例文集

2項:郎新パート

結婚式プロフィールムービーに使用する新郎の大学時代の友達との写真。飲み会で笑顔になっている様子。

写真:10枚程度
構成:誕生・幼少期 | 学生時代 | 社会人・旅行・趣味など

新郎の歩みを幼少期からたどる事で、ゲストに親近感を深めてもらうましょう。親族や学生時代の親友などに感謝のコメントを添える事が出来ます。なるべく多くのゲストを写真やエピソードに盛り込みましょう。新郎新婦は衣装替えの最中ですが、ゲスト卓はすごく盛り上がります。

●コメント例文
・待望の第一子、小さな産声に両親は大喜び
・お姉ちゃんの後を追いかける毎日でした
・おもちゃより新聞紙をビリビリが大好き(笑)
・兄弟げんかをしてもすぐ仲直り
・父にテスト結果を報告するのが恒例行事
・部活動に全力を注いだ青春の毎日でした
・授業中に爆睡して教授に名指しされた日
・〇〇に入社 憧れていた職業に就き日々奮闘中
・社会人になっても学生時代の友達と週一飲み会が続行中

3項:新婦パート

結婚式プロフィールムービーに使用する新婦の大学時代の写真。成人式の記念撮影の画像。

写真:10枚程度
構成:誕生・幼少期 | 学生時代 | 社会人・旅行・趣味など

新郎パートと同様、新婦のこれまでの歩みをたどることで、ゲストにより愛着や共感を持っていただけます。新婦らしさを感じられる部分、人とのつながりや性格や個性がスクリーンから伝わります。

●コメント例文
・○○年○月○日 〇〇家の長女として〇〇誕生!
・眠ると天使 泣くと怪獣の赤ちゃん時代
・「お姉ちゃんは?」がいつもの口癖
・好きなアニメを真似して決めポーズ!
・給食のカレーの日を心待ちにしていました
・姉と一緒にケツメイシを聴いてたな~
・部室ではたくさんのお菓子と笑い声(笑)
・成人式で久々の再会!誰もが急成長してた
・ゆるい感じの〇〇課長 実は頼れる敏腕課長でした

4項:お二人パート (結婚への歩み)

結婚式プロフィールムービー用にプレ花嫁がドレス姿で前撮りしている様子。美しいフラワーウォールの前で身を寄せ合っている画像。

写真:8枚程度
構成:出会い | 恋人時代 | プロポーズと入籍

「二人がどうして一緒になったのか」をゲストが知りたい大切な部分。友人や親族にとって、交際の背景やエピソードを知ることで祝福の気持ちがより強まります。感動的な要素を盛り込みやすく、ゲストに「結婚式らしさ」を感じてもらえます♡

●コメント例文
・同じ職場で自然に距離が近づいていきました♡
・初めて会ったときは「全然タイプじゃない(笑)」
・明るく元気な雰囲気に惹かれれていきました♡
・毎週末の「どこ行く?」が日常となりました
・お互いの寝顔写真がスマホのアルバムいっぱいに♡
・サプライズのプロポーズに感動で涙が止まらず
・「よろしくお願いします」が自然と口からこぼれました
・不安を打ち明けられる相手がいる心強さを日々実感してます♡

◇関連リンク:そのまま使えるコメント例文集

5項:エンディング

結婚式プロフィールムービー用にプレ花嫁がドレス姿で前撮りしている様子。海辺でのプロカメラマンによるワイドショット。

写真:1~2枚、2人の未来を象徴する写真(前撮り写真)
タイトル:プロフィールムービー、Profile movie、Our Story
メッセージ:大切な人たちに囲まれて、今日を迎えられたことに 心から感謝します
副題:名前、日付け

これまでの物語をまとめ、「未来へ続く2人の姿」で締めることで温かい余韻を残せる。各パートがそろい映像を見終わったゲストが「二人の幸せを心から祝いたい」と感じるきっかけになります。

●メッセージ例文
・本日は私たちの門出に立ち会っていただき、本当にありがとうございます
・これからも二人で力を合わせて歩んでいきます
・私たちをこれからも見守ってください
・We are here today because of the kindness you’ve shown us. (今日この日を迎えられたのは、皆さまのおかげです)
・2025年8月26日 ○○ & ○○

 

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