2025.9.7 

【結婚式ムービー自作の完全ガイド】結婚式オープニングムービーの自作上級編

結婚式オープニングムービー用にプレ花嫁がスタジオで前撮りしている様子。新婦はバラを手に持ちおどけているコミカルな写真。

結婚式の3大ムービーのひとつ、オープニングムービーは人気も高くムービーの自作にチャレンジする人も多くいます。自作はDIYを楽しみながらコストを抑えられる事が最大の魅力ですが、始める前は「素人感満載のムービーになのるのでは?」と不安を感じる人も多いと思います。

熱意があれば「コツ」がわかりクオリティは少しづつ高まります。デザイナーは特殊な才能を持っているのではなく「コツ」を把握し活用しているからです。

そのため、今回は「オープニングムービーの自作」についての解説ガイドとプロに近づく「押さえるべきポイント」をまとめてみました。自作を控えている方はぜひチェックしてみてください♡

オープニングムービーの構成

屋外でコーヒーを持ち休憩しているプレ花嫁の様子をとらえたロケーション撮影の前撮り写真。

これから始まる披露宴の冒頭に、二人の歩みと経歴を紹介しお互いのゲストに知ってもらいます。また、会場に足を運んでくれたゲストへ挨拶文と感謝の言葉を添えます。一般的なムービー構成は次のようになります。

《 オープニングムービーの基本構成 》
1、タイトル・導入部
2、郎新新婦紹介パート
3、二人の出会い・未来
4、エンディング

●押さえるべきポイント
①まずは編集ソフトを触ってみてどのような動きやデザインができるか確認しましょう。
②次に、デザイナーの仕事の一部でもあるリファレンス(参考資料)を活用します。要は作成前のアイデアを集め設計図を作成する事です。
③編集ソフトを触った後でできる事・できない事を把握した設計図をもとにDIYを開始します。

ただし、DIYの楽しみを減らす行為でもあり、調べすぎには注意が必要です。

◇関連リンク:オープニングムービーを詳しく解説

◇関連リンク:自作の初級編 (PC・ソフト・音楽)

◇関連リンク:自作の中級編 (画面サイズ・DVD)

ムービーの長さ、写真と音楽

結婚式オープニングムービー用にプレ花嫁が披露宴会場で前撮りしている様子。受付でプログラムを渡している写真。

「オープニングムービーの一般的な長さは1分30秒~3分00秒程度です」
ほかの映像演出と比べもっとも短いムービーとなります。楽しみにしていた映画を見に来たのに予告編が長くてムードが壊れた経験をした人も多いはず。イベントの位置づけとして、粛然とした雰囲気の結婚式が終え、初めてゲストの皆様の前にお二人が向き合うことになります。そのため、場を盛り上げるか、会場の雰囲気を温めるショートムービーが望ましいと考えられています。

「写真枚数は15枚程度が目安です」
新郎新婦の写真枚数をバランスよく使用しましょう。前撮り撮影をしている場合は、導入部のタイトルやエンディング場面に活用しましょう。

「音楽の曲数は1曲です」
著作権フリー楽曲以外を使用する場合、著作権をクリアにする必要がありますので、式場や制作会社を通じてISUM(アイサム)登録曲を利用しましょう(個人申請は受け付けていない)。
◇関連リンク:自作の初級編 (音楽)

●押さえるべきポイント
写真の明るさや色味を軽く補正しましょう。最初に個別に1枚1枚調整を行い、最後に全体の統一感を意識して微調整しましょう。

ムービー全体の雰囲気を変える音楽。そのため、ムービーの完成度に大きく影響します。ライセンスをクリアした曲を何曲かあらかじめ選曲しておきましょう。

写真の切り替え時に音楽のタイミングを合わせましょう。ムービーの完成度がワンランクアップします♡

コメントの文字数、表示時間

結婚式場でプレ花嫁とプランナーが打合せしている様子をとらえている。

「写真の表示時間は7~8秒が目安」
「コメントの文字数は最大30文字」
「横書きで1行20文字」

コメントは長すぎると読み切れないので、20〜30文字程度を目安にしましょう。文字の大きさは、スマホでは大きく見えますが、当日はプロジェクターで映写されるため、後方の卓のゲストにも配慮する必要があります。実際、文字が小さすぎて読めなかったなど、自作した卒婚さんの口コミも多く見られます。

●押さえるべきポイント
写真と文字を重ねると文字が読みにい状態になります。対処法としては3つあります。①文字の下に白い枠(黒)を入れる、②文字に縁取りをいれる、③文字にシャドー(影)をいれる。

最初の①から順に効果が高くなりますが、デザインへの影響も強くなります。プロが好んで使うのが①③です。調整方法としては、①枠の色を薄める。③デフォルトで使用すると強く・重くなるので、シャドーを大きくぼかし透明度で調整し背景と馴染ませます。

1項:タイトル・導入部

結婚式オープニングムービー用に新郎新婦が自然を前にしたロケーションで前撮り撮影している様子。

ゲストを迎える言葉と名前と日付を表示させます。会場の照明は落ち、期待感はMAX。会場の雰囲気を一気に温めましょう!

●コメント例文
・本日はご多忙の中、私たちの結婚式にお越しいただき、誠にありがとうございます
・皆様のお力添えがあり、この特別な日を共に迎えることができ嬉しく思います。
・今日のために二人で準備を進めてきました
・これより私たちの歩みを映像にのせてお届けいたします。
・2025年8月26日 ○○ & ○○
・Welcome to our wedding reception. (私たちの結婚披露宴へようこそ)
・Let’s get started (さあ、始めましょう!)

◇関連リンク:そのまま使えるコメント例文集

2項:郎新新婦の紹介パート

結婚式オープニングムービー用に新郎新婦がスタジオで前撮りしている様子。セットの前で肩を寄せ合い撮影している様子。

写真や映像を交互に見せながら、二人の個性を短くアピールします。お互いのゲストへの紹介パートとなり、趣味や性格を楽しく紹介する演出も多いです。

●コメント例文
・少し私たちの紹介をさせていただきます
・私たちは〇〇と〇〇です。今日は楽しんでいってね!
・新婦 〇〇。1997.9.12生まれ、仙台出身、看護師をしています
・〇〇に入社 憧れていた職業に就き日々奮闘中
・優しい両親に見守られすくすく成長できました
・いつも明るく地元愛が強すぎる
・食べるのが生きがいです!

3項:二人の出会い・未来

結婚式のファーストバイトで新郎にケーキを食べさせている新婦をとらえた様子。心温まる結婚披露宴の風景。

紹介パートからの流れで紹介パートと同じ構図を採用しているムービーも多いです。「仲良しショット」「趣味のツーショット」など軽快に紹介しましょう。

●コメント例文
・同じ職場で自然に距離が近づいていきました♡
・初めて会ったときは「全然タイプじゃない(笑)」
・明るく元気な雰囲気に惹かれれていきました♡
・毎週末の「どこ行く?」が日常となりました
・お互いの寝顔写真がスマホのアルバムいっぱいに♡
・サプライズのプロポーズに感動で涙が止まらず
・「よろしくお願いします」が自然と口からこぼれました
・不安を打ち明けられる相手がいる心強さを日々実感してます♡

◇関連リンク:そのまま使えるコメント例文集

4項:結び (感謝・注意・スタート合図)

結婚式オープニングムービー用に新郎新婦が自然を前にしたロケーションで前撮り撮影している様子。二人の自然な喜びにあふれている様子をとらえている。

ゲストへの感謝と披露宴の始まりを宣言しましょう。

●コメント例文
・皆様と一緒にこの時間を共有できることを嬉しく思います
・緊張でいっぱいですが温かい目で見守ってください
・それでは披露宴の開宴です
・いよいよ新郎新婦入場です。扉にご注目ください!
・携帯はマナーモードに。カメラはいつでもOKです!
・Please enjoy our wedding party. (私たちの披露宴を楽しんでください)
・The best days are yet to come. (最高の日はこれからです)

 

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